トレハロース 宇宙人

トレハロースって何？

トレハロースは人工甘味料ではありません、砂糖と同様の天然糖質で、「夢の糖質」ともいわれるトレハロースは、 「人類にとって根源的な意味をもつ天然糖質」であると言われています。トレハロースという名前がつけられたのは 最近ですが、大昔から地球上に存在していました。私たちには、砂糖が馴染み深いですが、トレハロースは砂糖と 同じぐらい昔から生命に大きな影響をもたらしています。海水の中はもちろんのことですが、キノコ 、海草、酵母、 藻類、に多く含まれています。トレハロースは昆虫のエネルギーでもあります。私たち人間は、ブドウ糖を エネルギー源としていますが、トレハロースも 分解すると『二つのブドウ糖』にわかれます。砂糖は「ブドウ糖と果糖」に わかれます。しかし、砂糖の場合はかなり甘くて美味しく、エネルギーに素早くなっていきます。砂糖に比べて トレハロースは体を健康的に保つという働きを持っているでしょう。乾燥などの厳しい環境に対して『もともと、 人間には砂糖とトレハロースの両方を摂取することによって初めて健康かつ活力を保っている』と言えるでしょう。 そういう訳でトレハロースは、やっと21世紀になって遅れて出てきた期待の大ヒットです。すでに、急速に トレハロースの使用範囲が広がりつつあります。お菓子や食品以外に化粧品、入浴剤、農業花卉園芸、化成品など。 海外においてもかなり進展してきています。今後も着実に進んで行くことでしょう。また、既に最も多くの （科学的なデータまたは働きや機能）が学術的に発表・報告されています。天然物でありますが、国内外で幅広く 試験が行われて、安全性が確認されています。

トレハロースについて

『夢の糖』トレハロースの存在が初めて学術的になったのは1832年のことです。ウィガーズが麦角の中にあると発見しました。 そして1859年には、バーサローにより、トレハラマンナ（ペルシャ地方に生息する象鼻虫が作るもの）から分離されて トレハロースと命名されました。以来、トレハロース特有の不思議な力がいろいろな分野に応用できると期待されて、 その研究が盛大に行われていきました。だがトレハロースを抽出することは困難あり、仮に抽出できたとしても価格が 1kgあたり3〜5万円もする高級品です。トレハロースの大量生産には、方法が見つからない限り実用化は不可能と言われていました。 1994年、林原は世界で初めて微生物・酵素技術を利用した「でんぷんからトレハロースの量産」に成功しました。 価格を1kgあたり300円レベルに下げることにより、今急速にその利用が広まってきています。最近になっては、トレハロースは 健康に深い関係をもつという実験報告もあげられており、医療面においても注目されつつあります。人間をはじめすべての 生き物は、水分がなくなると生きていけません。しかし完全に水分がなくなりひからびて死んだような状態からでも 水をほんの少し加えただけで生き返る生物の存在が大昔から知られていました。たとえば、砂漠にいるイワヒバという植物や、 クマムシ（緩歩動物）、酵母などは乾燥してから何年もの歳月へても水を加えることによって生き返ります。このような復活の 現象はずっと、「不思議な現象」として理由も分からないままに扱われてきました。近年になってこの「復活現象」には、 生物の細胞内に存在する糖に大きな関係があるということが分かったのです。その糖こそが「トレハロース」なのです。 トレハロースには水に代わって細胞を守る働きがあるといわれています。そのためトレハロースは、「命の糖」「復活の糖」と 呼ばれているのです。